JBCFロードチャンピオンシップ2011
2011年10月 4日 Web Staff
日時:9月25日(日)
場所:静岡県伊豆市 日本サイクルスポーツセンター 128km(1周8km×16周)
実業団主催のレースの中で最も栄誉あるロードチャンピオンシップが開催され、ビンチェンツォ・ガロファロ(マトリックス・パワータグ)が優勝しました。レース終盤決定的なエスケープを決め、勝利は確実と思われた鈴木譲選手でしたが、展開に祟られ惜しくもタイトルの奪取を逃しました。
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= 以下シクロワイヤードより転載 =
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男子P1クラスは16周128kmで行われた。優勝者個人へはヴィオラジャージが、そしてチーム上位3人までのポイントで競われる団体表彰では、輪翔旗が贈られる。年に一度の大会だけに各チームとも必勝体制で臨む。
今年のもうひとつの特徴は、個人年間リーダー争いだ。リードしている増田成幸(宇都宮ブリッツェン)を畑中勇介(シマノレーシング)が追う展開だが、レーティングの高いこの大会で優勝すれば、ほぼ決まってしまうため、ブリッツェンとシマノのチーム間での戦いも注目された。
レースは2周目から動く。上りを中心にペースの上がった集団は長く伸び、先頭がまとまって逃げの体制になる。数人ずつが合流して3周目に完成した先頭集団 は11人。ヴィンチェンツォ・ガロッファロと山下貴宏(マトリックスパワータグ)、鈴木譲と西薗良太(シマノレーシング)、柿沼章・中村誠と初山翔(宇都 宮ブリッツェン)、普久原奨(チームブリヂストン・アンカー)、池部壮太(ブリヂストン・エスポワール)、高岡亮寛(イナーメ・アイランド信濃山形 -JPT)、中野清太郎(オーベストディープラスデザイン)だ。増田とマークする畑中はメイン集団内。

8周目、再編された7人の先頭集団: photo:Hideaki.TAKAGI

11周目、逃げ続ける鈴木譲(シマノレーシング)とヴィンチェンツォ・ガロッファロ(マトリックスパワータグ): photo:Hideaki.TAKAGI
10周目、7人の逃げからガロッファロと鈴木譲がアタック
6周目、メイン集団が追い上げてそのうちの増田、畑中らが11人の先頭集団に合流しおもにブリッツェン勢が攻撃を仕掛ける。それの対処は西薗が一人で行 う。そしてガロッファロらがペースを上げて先頭は分裂。7人の先頭集団が再編成される。ガロッファロ、山下、鈴木譲、西薗、中村、初山、普久原だ。
先頭7人は先頭交代してペースを維持し、増田、畑中らを含む追走集団との差を広げていく。
10周目、先頭7人からガロッファロと鈴木譲がアタック、2人で逃げの体制を作る。一方で追走集団からも増田、畑中らが5人となった集団に合流。これで先頭2人と、これを追走する増田、畑中らを含む9人の集団に。
先頭の2人はペースを上げて逃げ切りを図る。追走は狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)が引き、鈴木真理(シマノレーシング)や西薗もペース維持に回る。やがてその差は3分にまで広がる。

14周目、逃げ続けるヴィンチェンツォ・ガロッファロ(マトリックスパワータグ)と鈴木譲(シマノレーシング): photo:Hideaki.TAKAGI

15周目、追走集団からアタックした増田成幸(宇都宮ブリッツェン)。畑中勇介(シマノレーシング)を引き離す: photo:Hideaki.TAKAGI
激しい先頭の攻防からゴールへ
15周目、ガロッファロと鈴木譲は優勝目指して走り続け、後続は増田をマークする畑中の構図でペースが上がらない。残り2周で3分差は決定的で、誰もが優 勝争いは先頭の2人と見る。ここで増田が追走集団から強烈なアタックをかける。西薗はそれまでに動いていたため追走できたのは畑中単独。すぐに15秒ほど の差をつけ、その後は差を保ったまま我慢比べの走りに。

最終周回、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)に檄を飛ばす栗村修監督: photo:Hideaki.TAKAGI

最終周回、上位3人: photo:Hideaki.TAKAGI
最終周回へ入ると、先頭では鈴木譲がアタックしてガロッファロを離す。そこへ増田が追い上げる展開に。その差を保ったまま周回後半へ。ここでガロッファロ に増田が追いつき、増田先頭で鈴木譲を追う。そしてゴール前の上り、増田とともに走ってきたガロッファロがスパート、増田を置き去りにし、さらには先行す る鈴木譲も捕らえてゴールへ。後ろを振り返って勝利を確信したガロッファロが歓喜のゴール。

ヴィンチェンツォ・ガロッファロ(マトリックスパワータグ)が歓喜の優勝: photo:Hideaki.TAKAGI
ガロッファロは昨年までNIPPOに所属、08年にTOJ富士山ステージで優勝、昨年のこの大会では3位に入り、団体優勝も経験している。今シーズンから マトリックスへ移籍し、各レースを走ってきたがあと一歩の惜しいレースが続いていた。「序盤からとにかく前へ出た。増田選手とはNIPPOで一緒だったの で脚質は知っていた。スプリントならば勝てると思った」と語る。

団体総合表彰: photo:Hideaki.TAKAGI
誰もが驚いたのは増田の驚異的な追い上げだ。1周少しで3分の差を30秒ほどにまで詰めたのだ。それまで崩せなかったシマノの畑中・西薗を一人で切り離し、 そして先頭にあと一歩まで迫った。その激走ぶりはチームを越え、会場にいた多くの人たちから声援を受けるほど。バスツアーで来たブリッツェン応援団も大声 援を送る。だが前の2人が踏みなおして粘り、優勝はかなわなかった。ラスト2周で3分差はやはり大きかった。もう半周だけアタックを早く仕掛けていれば、 あるいは結果は変わっていたかもしれない。
結果
P1 128km
1位 ヴィンチェンツォ・ガロッファロ(マトリックスパワータグ)3時間51分34秒
2位 鈴木譲(シマノレーシング)+05秒
3位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+08秒
4位 畑中勇介(シマノレーシング)+58秒
5位 山下貴宏(マトリックスパワータグ)+3分02秒
6位 鈴木真理(シマノレーシング)
7位 マリウス・ヴィズィアック(マトリックスパワータグ)+3分03秒
8位 西薗良太(シマノレーシング)+3分04秒
9位 普久原奨(チームブリヂストン・アンカー)+3分18秒
10位 岩島啓太(なるしまフレンドレーシングチーム八王子)+4分45秒



















