JBCFタイムトライアルチャンピオンシップ2011
2011年9月10日 Web Staff
日時:9月4日(日)
場所:埼玉県東松山市・武蔵丘陵森林公園内特設コース(1周4.5km×2周)
Jプロツアー初の試みである、タイムトライアルチャンピオンを決めるレースが埼玉県東松山市にて開催され、雨で濡れた公園内のテクニカルなコースを最速で走り抜けた増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)がトップタイムを叩き出し、JBCF初代タイムトライアルチャンピオンに輝きました。
シマノレーシングでは畑中勇介選手の3位が最高位。このレースで年間総合ポイントで首位奪取を狙っていましたが、残る3戦に持ち越される形となりました。
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= 以下シクロワイヤードより転載 =
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9月4日、埼玉県の国営武蔵丘陵・森林公園で開催された第1回JBCF タイムトライアルチャンピオンシップ。雨の個人TTとなった闘いを制したのは増田成幸(宇都宮ブリッツェン)。2位も中村誠でブリッツェンのワン・ツーとなった。

トップタイムを叩き出した増田成幸(宇都宮ブリッツェン) : (c)Makoto.AYANO

豪雨が襲い、コースには水たまりができた: (c)Makoto.AYANO
JBCF ロードシリーズ、JPT(Jプロツアー)第12戦、JET(Jエリートツアー) 第19戦、JFT(Jフェミニンツアー) 第19戦となる同大会。会場と なるのは森林公園内のサイクリングコースを利用した1周約4.5kmだ。これをJPTは2周回。他のクラスタは1周回で争う。またJET(1〜3)は予選 (1周回)を行い、上位通過者による決勝を行った。
前例のないショートTTでの争い。しかもコースはコーナーが多く、幅の狭い曲がりくねった難コース。アップダウンは少ないが、平坦とも言えないサイクリン グコース。過去にこのコースを使った自転車レースの例としてはエキップ・アサダの主催するシクロ4時間エンデューロがある。

スリップ落車した斎藤祥太(湘南ベルマーレ): (c)Makoto.AYANO
当 日は雨。レースの心配ごとといえば滑りやすいことだ。ただでさえ森のなかの日が当たらないコースだけに、路面や路肩にはうっすらと苔が生えており、路肩を 走ればたちまちスリップする。また所々に白線やペイントがあり、その上もμ(摩擦係数)は著しく低いためスリップする。「いかに落車せず走るか」そしてそ のうえでタイムを争わなくてはいけない。
雨はJPTのポイント上位選手がスタートする頃には幸いにして降り止み、その闘いをスポイルすることがなかったが、この日は断続的に豪雨が襲い、運悪くそのタイミングで走った選手は大きな影響を受けた。
JPT 試走の差が出たブリッツェンの勝利

2位の中村誠(宇都宮ブリッツェン): (c)Makoto.AYANO
総合獲得ポイント上位の選手が最後にスタートするJPTのレースでは、前半に激しい雨が襲った。E3〜E1のレースでは多数落車が起こったが、このレースでは落車が少なく、テクニックに優れた上位レーサーの実力をみせつけた。
このクラスでもTT機材の投入は個人の判断によって違いがあった。ディスクホイールやDHバーの採用は少なく、雨のグリップに優れたタイヤの選択と空気圧の調整に神経が払われたようだ。
トップタイムを叩き出したのは増田成幸(宇都宮ブリッツェン)。JBCFのTTチャンピオンの証のパープルのジャージに袖を通した。

3位に終わった畑中勇介(シマノレーシング): (c)Makoto.AYANO
2位にも中村誠が入り、宇都宮ブリッツェンは嬉しいワン・ツー勝利。
実力的にはこの日の優勝候補に目されていた畑中勇介と西薗良太のシマノレーシング2人を下し、僅差で迫っていたルビーレッドジャージの逆転も許さなかった。増田は畑中に対して22秒、西薗に対して23秒の大きな差をつけた。
この日の大差を決めたのは、試走を念入りに行なったかどうか。宇都宮ブリッツェンは1週前に下見の試走を行い、ドライとウェットの両状況において何度もコースを試走。このTTに適したTTバイクを用意し、機材のセッティングも煮詰めてこの日に賭けてきた。

4位に沈んだ西薗良太(シマノレーシング) : (c)Makoto.AYANO
一方でシマノレーシングは大阪という地理的な不利もあり、前日に試走を行った。コースを走った回数、状況変化への対応への準備は宇都宮ブリッツェンのほうが「用意周到だった」ということになる。
優勝した増田成幸(宇都宮ブリッツェン)のコメント
試走を十分に行いました。機材の準備も十分にしていたんですが、それでも今日になって直前に変更したこともあります。滑ることは確定的だったので、サドルを下げたり、ディスクホイールをやめたり、グリップ力に優れたクリンチャータイヤをあえて使ったりしました。
なかでも空気圧も普段8のところを5.8気圧に思い切って下げました。それでも3回滑りそうになりました。走りは重かったですが、落車することなく走り切れた。

トップタイムを叩き出した増田成幸(宇都宮ブリッツェン) : (c)Makoto.AYANO
そういう準備を真剣にやって、「このコースは危ないからダメだ」と投げなかったから勝てたんだと思います。
今日は本当に勝ちたかったんです。シマノはチーム力があるので普段のロードレースでは3対1などの数の勝負に持ち込まれて負けてしまうんですが、個人TTは自分の力だけで挑戦できます。対等にチャンスがある。
このあとはJPTのレースも3つあります。北海道もジャパンカップもおきなわもあるので、まだまだ気を抜かずに頑張っていきたいです。
2位 中村誠(宇都宮ブリッツェン)のコメント
コースがウェットな時とドライな時とで2回試走に来て、しっかりと路面コンディションを頭に入れた走り方ができたのが大きかったです。チームでもどう走ればタイムが出せるかを徹底的に話しあっていました。
その上で最初に走った選手がその状況などを伝えてくれたので、落ち着いて走ることができました。それでも危険箇所が多かったので、今回はコースを知り尽くして走ったのが大きかった。

TTチャンピオンの証のパープルジャージを手にした増田成幸(宇都宮ブリッツェン): (c)Makoto.AYANO
3位 畑中勇介(シマノレーシング)のコメント
残念でした。順位よりもタイム差がつきすぎたのが悔しいですね。言い訳できない。ここに賭けてきたチームの意気込みの差だでたのかな、と思います。体調は 悪くなかったんですが...。ブリッツェンの選手にあとで聞いたら試走の回数ではまったく負けているので、その試走の時間を作れなかった・作らなかった僕 らに敗因はありますね。
4位 西薗良太(シマノレーシング)のコメント
敗因は試走の差、覚悟の差、度胸の差でしょうか。コーナーはコンサバに走ってしまい、正直、リスクを取って攻めこむこともできませんでしたね。ツール・ ド・北海道も控えているので、怪我をしたくなかったというのもあります。直線ではもがいたんですが、脚を使い切れなかったという感じも残ってしまいまし た。

JPT上位入賞者たち: (c)Makoto.AYANO
結果 JPT
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 12分25秒78
2位 中村誠(宇都宮ブリッツェン) +21s
3位 畑中勇介(シマノレーシング) +22s
4位 西薗良太(シマノレーシング) +23s
5位 初山翔(宇都宮ブリッツェン) +26s
6位 鈴木譲(シマノレーシング) +28s
7位 若杉厚仁(宇都宮ブリッツェン) +38s
8位 青柳憲輝(シマノレーシング) +39s
9位 小坂 光(宇都宮ブリッツェン)+47s
10位 大久保 陣(パールイズミ・スミタラバネロ)13:21.19





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