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Jプロツアー第4戦・西日本クラシック2001

2011年6月 7日 Web Staff

日程:2011年6月5日(日)
場所:広島県・中央森林公園
距 離:123km
出 走:104名
完 走:28名
参加メンバー:畑中勇介、鈴木譲、青柳憲輝、鈴木真理、西薗良太

西日本クラシックは、厳しい展開の中シマノレーシングチームが1位2位4位5位と上位を独占する形となりました。
序盤から鈴木譲と青柳、西薗を中心に展開に反応しレースを作ります。残り50kmを過ぎ104人出走したレースは24人の力のあるメンバーに絞られます。
この中にはシマノ全選手以外にも主要チームのエース級の選手は全て入ります。

この中から更に9名が抜け出しました。西谷・愛三工業、福島・ボンシャンス飯田JPT、ガロファロ・チームマトリックス、増田・宇都宮ブリッツエン、井上・ブリヂストンアンカーと言う、各チームのエースだけが乗るこの逃げにシマノは真理、西薗、青柳、畑中の4人を送り込むことに成功しました。

数的には圧倒的有利な展開ながら他チームのエースは強者ばかり、簡単に勝てるものではなく、優位にあるからこそのプレッシャーが高まります。

最終周回、先頭でアタックしたガロファロ選手がパンク、先頭集団から後退します。ここからシマノレーシングは波状攻撃を仕掛け、ライバルのふるい落としにかかりました。最後まで抵抗し続けたのは宇都宮ブリッツエンの増田選手。全選手で交互にアタックを繰り返しても、中々振り切ることができません。

しかし、全力で攻撃し続け増田選手が疲れを見せた残り5kmの登りで畑中が渾身のアタックを決め、ゴールまで独走。勝利を手中に収めました。

更に西薗も畑中を追う形で独走2位に入りました。3位は増田選手4位、5位にそれぞれ青柳と真理が入り、シマノレーシングにとっては最高の形でレースを終えることができました。

 

-------以下シクロワイヤードより---------------

平均ラップタイムがなんと18分06秒!超ハイペースで進んだ広島・中央森林公園でのレースは逃げらしい逃げが決まらないまま終盤へもつれこんだ。畑中勇介はじめシマノ勢が上位独占の中、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が完全復活を遂げ3位に入った。

2周目、福島晋一(ボンシャンス飯田JPT)が強烈にペースを上げる: photo:Hideaki.TAKAGI2周目、福島晋一(ボンシャンス飯田JPT)が強烈にペースを上げる: photo:Hideaki.TAKAGI

6月5日に開催された、今年から名称を変えた「西日本ロードクラシック」。今年で45回目を数える伝統のレースで、実業団の中では格も2番目に高いものだ。会場は昨年コースが全面改修され、格段に走りやすくなった広島県中央森林公園の12.3kmコースだ。

 3周目、柿沼章(宇都宮ブリッツェン)が仕掛ける: photo:Hideaki.TAKAGI
3周目、柿沼章(宇都宮ブリッツェン)が仕掛ける:
photo:Hideaki.TAKAGI
6周目、4人が20秒リードする: photo:Hideaki.TAKAGI
6周目、4人が20秒リードする:
photo:Hideaki.TAKAGI
9周目、抜け出した3人とそれを追う西谷泰治(愛三工業レーシングチーム): photo:Hideaki.TAKAGI
9周目、抜け出した3人とそれを追う西谷泰治(愛三工業レーシングチーム):
photo:Hideaki.TAKAGI
最終周回、シマノ勢の攻撃に耐える増田成幸(宇都宮ブリッツェン): photo:Hideaki.TAKAGI
最終周回、シマノ勢の攻撃に耐える増田成幸(宇都宮ブリッツェン):
photo:Hideaki.TAKAGI

ここ数年の「西日本実業団ロード」ならば、全日本選手権の前の週で、しかも同じコース。今年は3週間の間があり、全日本の開催場所は岩手になった。しかも その3週間の間にロードレースは無い。そのため純粋にタイトルを狙うレースになり、国内拠点のすべてのチームがほぼフルメンバーで参戦。海外組がいないだ けで、全日本選手権となんら変わらない役者たちが揃った。

12時10分、104名のP1選手たちが12.3kmを10周する123kmのレースがスタート。1周目からアタックがかかる。前半のワインディングの下り部分はハイペースのコーナリングに。路面改修された結果、明らかにペースが上がった。
上りで鈴木譲(シマノレーシング)、原川浩介(湘南ベルマーレ)らが仕掛けるが柿沼章(宇都宮ブリッツェン)、中山卓士(チームユーラシア・ムセーウバイクス)らの動きで吸収する。

2周目の展望台への上りで福島晋一(ボンシャンス飯田JPT)がペースを上げ、集団は一列棒状になり中切れが発生するが、下り区間で吸収。集団は数を減らしながらもひとつのまま。
3周目には青柳憲輝(シマノレーシング)のペースアップに柿沼と福島が反応、3人の先頭集団が10秒ほど差をつけるが、メイン集団は西谷泰治(愛三工業 レーシングチーム)らが引き上げて吸収する。ここで飛び出た柿沼に奈良基(ボンシャンス飯田JPT)が合流し、2人で約1周半逃げ続けるがこれも吸収され る。

アタックがかかるが決まらないまま終盤へ
5周目、再びひとつとなった集団から青柳と畑中、ヴィンチェンツォ・ガロッファロ(マトリックスパワータグ)らがペースアップするものの集団はひとつのま ま。6周目には鈴木譲、高岡亮寛(イナーメ・アイランド信濃山形-JP)が抜け出し西薗と柿沼が合流、4人で20秒ほどリードするものの、これもまた吸収 される。

8周目、アタックと吸収を繰り返した先頭は人数を減らし、ついに9人になる。シマノは鈴木真理、鈴木譲、畑中、西薗、青柳の5人、さらに福島、西谷、増 田、井上和郎(チームブリヂストン・アンカー)だ。この中から西薗、畑中が各々ペースアップし他チーム選手を消耗させる。この攻撃で福島らが脱落する。

10周目、更なるシマノの攻撃で西谷が脱落。先頭はシマノ鈴木真理、畑中、西薗、青柳4名と増田に。シマノ4名対ブリッツェン1名と圧倒的にシマノ優勢 に。最後の上り区間でシマノ勢が交互に仕掛け、増田が一人で反応する。展望台の坂で畑中がアタック、増田は反応できず続けて西薗がアタック。畑中と西薗の シマノがワン・ツー勝利を飾った。

シマノ圧勝と福島、西谷の活躍そして完全復活の増田
終わってみれば平均ラップタイム18分06秒という超ハイペース。17分台のラップが半分あり、通常ならばアタックがかかった周だけ18分を切れば速い方 なので、いかにハイペースだったかがわかるだろう。昨年の同じ周回数で行われたこの大会は平均ラップ18分51秒だ。路面状態がよくなったことも手伝った が、やはり123kmにわたってアタックがかかり続けた結果だ。完走者はわずかに28名というサバイバルレース。クラブチーム選手は7名のみ。完走しただ けでも栄誉だ。

結果はシマノの圧勝だが、勝因は高いレベルで戦える人数をそろえていたことだ。他チームはこれに対抗できる選手を複数そろえられなかった。シマノは青柳と 西薗ののぼりでの動きが目立った。そして他チームは単独ながらも西谷、福島がやはりその力を見せた。増田は最終局面にきわめて不利な状況になったがそれで も粘り、昨年の大怪我からの完全復調を果たした。複数の先頭メンバーが「増田が一番強かった」と証言するほどだった。

畑中勇介(シマノレーシング)が優勝: photo:Hideaki.TAKAGI畑中勇介(シマノレーシング)が優勝: photo:Hideaki.TAKAGI

畑中勇介(シマノレーシング)のコメント
最終局面にシマノが4人残ったことはびっくりした。特に今大会はほとんどのチームがフルメンバーで参戦している。その中で残れたのは大きなことだと思う。 熊野では結果を出すことができなかった。オランダ遠征で得たものはあるが、帰国してすぐなどきつい部分もあった。熊野のあとに休養と練習のメリハリをつけ て今回に臨んだ。熊野の雪辱を果たしたとも言える。西薗と青柳のような強い後輩がいるといい刺激になる。全日本選手権は、国内を拠点に戦っている選手とし て頑張りたい。


結果
JPT 123km
1位 畑中勇介(シマノレーシング)3時間01分01秒
2位 西薗良太(シマノレーシング)+06秒
3位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+31秒
4位 青柳憲輝(シマノレーシング)
5位 鈴木真理(シマノレーシング)+33秒
6位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)+53秒
7位 福田真平(愛三工業レーシングチーム)+1分05秒
8位 マリウス・ヴィズィアック(マトリックスパワータグ)+1分06秒
9位 辻善光(宇都宮ブリッツェン)+1分07秒
10位 栂尾大知(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)+1分08秒


photo&text:高木秀彰

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シマノレーシングパートナー