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Jサイクルツアー2010第9戦サイクルロードレースinみやだ

2010年7月 8日 Web Staff

登坂力が試される山岳タイムトライアルと、パワーとスピードが必要なクリテリウム。この2つの違った要素を組み合わせた新しい試みが、今回のレースに組み込まれた。初日こそ、リーダーを獲得できずにいたシマノであったが、2日目のクリテリウムで、完璧な展開に持ち込んだシマノチーム。圧倒的なチーム力を見せ、畑中勇介が総合優勝!平塚、鈴木譲選手が後に続き、1位〜3位を独占した。

「全日本後の疲れがあるこの時季であったにも関わらず、選手達は集中力を維持してくれました。阿部の逃げにより、他チームの選手を消耗させる事に成功し、完璧な形でレースを運ぶことが出来ました。後半戦に向け、更なる期待を彼らに感じています。」

シマノレーシング監督 野寺秀徳

--------以下 シクロワイヤードより転載---------

アベタカ圧巻の逃げ!畑中勇介が総合優勝

2日目のクリテで全体の7割を逃げた阿部嵩之(シマノレーシング)。初日山岳個人TT優勝の狩野智也を擁するチームブリヂストン・アンカーら他 チームはこれに翻弄され、クリテで優勝の畑中勇介(シマノレーシング)が2日間の総合優勝を果たした。

2日目 4周目、阿部嵩之(シマノレーシング)のアタックで集団が伸びる: photo:Hideaki.TAKAGI
2日目 4周目、阿部嵩之(シマノレーシング)のアタッ クで集団が伸びる:
photo:Hideaki.TAKAGI

7月3・4日に行われたみやだロード。初 日は標高差880mのヒルクライム個人TT、2日目はクリテリウムで、合計のポイントで総合を決める、2日間のステージレースだ。
昨年11月のTRクラス入れ替え戦と初日は同じコース、2日目は違う場所だ。

初日のTTは狩野が貫録勝ち。2位に大差を付けて優勝。上位陣では阿部が7位、そして1週間前の全日本ロードU23で惜しくも2位となった原川浩介(湘南 ベルマーレ)が9位に入り健闘。そして2位は今年に着実に結果を出してきている鈴木譲(シマノレーシング)だ。

1日目 1位 狩野智也(チームブリヂストン・アンカー): photo:Hideaki.TAKAGI
1日目 1位 狩野智也(チームブリヂストン・アンカー):
photo:Hideaki.TAKAGI

昨年のマスドスタートレースの優勝タイムは外勢健一朗(当時ボンシャンス)の35分34秒。コンディションとレース形態の違いがタイムに現れた。
リーダージャージこそないが、2日目のクリテリウムは、狩野を中心としたリーダー争いが注目に。

2日目のクリテリウムは1周3.2kmのトリッキーなーコーナーやアップダウンの多いコース。スピードに加えてテクニックの重要なコースだ。TRクラスは 20周の64kmで行われた。
予選2組を勝ち上がった50名で行われた決勝。まずはシマノ勢がアタックを連発する。クムサン・ジンセン・アジアも奈良基、福島晋一がアタックを繰り出 す。

3周目後半、強豪勢が前に出たところでさらに阿部が鋭くアタック。最初から独走を狙った動きだ。阿部は低い姿勢でハイペースを維持し、すぐに後続との差が 20秒から、そして最大1分20秒にまで広がる。メイン集団はBSアンカー勢が追走に回るものの差は縮まらない。

2日目 4周目、阿部嵩之(シマノレーシング)がアタック開始: photo:Hideaki.TAKAGI
2日目 4周目、阿部嵩之(シマノレーシング)がアタック開始:
photo:Hideaki.TAKAGI

6周目、メイン集団から中村誠(宇都宮ブリッツェン)がアタック、平塚吉光(シマノレーシング)も加わり阿部を追走する。しかし阿部のペースは衰えない。逃 げ切る可能性も出てきた。追走2人は10周を逃げ続けたが16周目にメイン集団に吸収される。メイン集団はBSアンカーの飯島誠、清水都貴が懸命に引き、 後半はリーダーの狩野自身も加わるが逃げる阿部を捕まえられない。

18周目、ようやく逃げる阿部のペースが落ち始め、メイン集団も視界に捕らえ、そして阿部を吸収する。そこからカウンターで島田真琴(シマノレーシング) がアタック、それに鈴木真理(シマノレーシング)が追いついて最終周回へ。先頭2人に畑中勇介(シマノレーシング)も加わり先頭はシマノ3人に。後続はす でに一人となった狩野が引くが先頭に届かない。ゴールは畑中が制して、総合でも優勝した。

2日目 14周目、逃げる阿部嵩之(シマノレーシング): photo:Hideaki.TAKAGI
2日目 14周目、逃げる阿部嵩之(シマノレーシング):
photo:Hideaki.TAKAGI

 シマノ対BSアンカーとなった2日目。シマノ8人と多勢だったが、その中でも阿部のアタックは強烈で、阿部一人でレースを支配したと言っても過言でない。 BSアンカー以外にも他チームも加わって阿部ひとりを追いかけたが、1時間10分、全体の7割の独走を許している。メイン集団はペースをコントロールして いたわけではなく、阿部の独走力を警戒して追走していた。終盤の阿部の衰えでようやく吸収することができたが、BSアンカーはじめ各チームはこの時点で脚 を使っていて勝負に加われなかった。阿部がいなかったら、もっと接戦だっただろう。

阿部は昨年シマノ入りしてその独走力で目覚しいデビューを果たした。今年はオランダで走っているが、帰国直前の6月上旬に負傷、練習再開は全日本の1週間 前だった。その全日本では中盤に逃げたが、明らかに本来の調子ではなかった。このみやだも本人にとってはまだ本調子でないが、それでもこの走りは驚嘆だ。

2日目 8周目、中村誠(宇都宮ブリッツェン)と平塚吉光(シマノレーシング)が追走に: photo:Hideaki.TAKAGI
2日目 8周目、中村誠(宇都宮ブリッツェン)と平塚吉 光(シマノレーシング)が追走に:
photo:Hideaki.TAKAGI

このレースが初の監督業と なった野寺秀徳監督(シマノレーシング)
「今までどおりに一つの大会に集中力を出した結果です。おかげで監督初戦を勝つことができました。外からレースを見ると、選手に対する熱い気持ちも生まれ た、やりがいがあります。アベタカが強烈な走りをしてくれて結果として勝てたけれども、完成形ではないしもっと強いチームを目指したい。圧倒的な力で勝っ たように見えるかもしれないけれど、一人ひとりが勝ちたいと思った結果です。アシストする立場であっても、自分が勝つ気持ちがないと、ずっとアシストのま まで終わってしまいます。終盤は誰もが勝ちたい気持ちがあった、結果は畑中が勝ちましたが」
「今西さんが築き上げ作り上げてきたものを引き継ぐのはプレッシャーですが、ボクのやり方でさらに進化させなくてはならないと考えています」

2日目 ラスト1周へ、狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)の後はシマノ勢: photo:Hideaki.TAKAGI
2日目 ラスト1周へ、狩野智也(チームブリヂストン・ アンカー)の後はシマノ勢:
photo:Hideaki.TAKAGI


結果
総合(山岳個人TT+クリテリウムのポイント)
TR
1位 畑中勇介(シマノレーシング)97p
2位 平塚吉光(シマノレーシング)94p
3位 鈴木譲(シマノレーシング)91p
4位 狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)90p
5位 阿部嵩之(シマノレーシング)90p
6位 清水都貴(チームブリヂストン・アンカー)77p 
7位 村上純平(シマノレーシング)76p
8位 福島晋一(クムサン・ジンセン・アジア)72p
9位 飯野嘉則(シマノレーシング)69p
10位 鎌田圭介(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)68p

2日目 畑中勇介(シマノレーシング)が優勝: photo:Hideaki.TAKAGI
2日目 畑中勇介(シマノレーシング)が優勝:
photo:Hideaki.TAKAGI

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