◆ツアー・オブ・タイランド 第5ステージ
2010年4月 6日 Web Staff
Mukdahan - Ubon Ratchthani 186km
本日は、MukdahanからUbon Ratchthaniまでの186kmのステージであった。
このステージは、大きな峠などはないが、悪路を含むジャングルの中をアップダウンを繰り返し進んでいくコースで、充分に選手にとっては、ハードな設定であった。
しかも前半には、工事が間に合わなかった、未舗装区間が20kmも続き、選手は砂埃の中を走らなければならなかった。
さてレースの方は、スタートと同時に、畑中とアンカーの伊丹選手がアタックを成功させ、集団を抜け出した。その後まもなく、そこに飯野選 手を含む数名が追いつき、11名の先頭集団が形成された。
しかしその11名は、約35m地点からの未舗装区間を抜けた時点では、 数人が脱落、最終的には7名の先頭集団が出来上がった。
その後彼らは、最大で約5分の差を付けることに成功する。逃げ切りの可能性を掛け、ゴールを目指す。
先頭集団に飯野と畑中の2名を送り込んでいるシマノは、ここは積極的にスピードを上げたいところである。
し かし、日に日に増すこの暑さに、2人は疲労の色を隠せない。
時折、サポートカーから水分補給を受け、飲用するだけでなく、身体に水を掛け たりと、必死に暑さと戦わなければならなかった。実に彼らだけに補給した水は10リットルを軽く超えていただろう。
そしてレース が後半になると、ゴールを目指す2つの集団は、まさに追いかけっこの状態になる。5分あった差をジェリーベリーチームが集団を牽引し、 10kmで1分ずつ詰めて行くのである。
しかし、ラスト30km過ぎ、先頭集団で比較的力に余裕のあった内間(日本ナショナル)、 Hall(マルコポーロ)、Dymovskikh(カザ
フスタン)がスピードを上げると、なかなか差が思うように詰まらなくなっていっ た。また残念なことに、この動きにより畑中、飯野ら4人が後方に置き去りにされ、結果的に集団に飲み込まれてしまった。
「それま では調子良かったが、120kmの補給所を過ぎた辺りから気温が一気に上昇し、力が出なくなってしまった」と飯野が言う
ように、この日の 暑さはここ数日で一番厳しかったようだ。
しかしシマノとしてはこのままでは終われない。また新たな展開を作るべく、今度は、集団から村上 がアタックを試みる。だがそう簡単にはいかない。
その後も集団は、前の3人を捕らえたいチームが協力し、集団のスピードをどんど ん上がっていった。これまでのステージでは、
”ゴール前数キロで捕まる”というのが定番であったが、ゴール前5kmで、タイム差が1分を オーバーした時点でそれは不可能となり、逃げ切りは確実となった。
そして最後はその3人のゴールスプリントとなり、見事に内間選手が 優勝。後方の集団に50秒の差をつけたことで、個人総合までをもトップに躍り出て、リーダージャージをジェリーベリーから奪い取った。
さ て、この内間選手、一昨日、昨日も逃げに乗っており、疲労が蓄積されるのが普通であるが、”日々強くなる”という計り知れない身体能力を 見せつけられた。
一方、シマノは、野寺、村上、鈴木譲がメイン集団に残ったものの、平凡な結果に終わってしまった。
【第 5ステージ結果】
1.内間康平(日本ナショナル)JPN 4:30:28
2.Hall Bradeley(Marco Polo)AUS 同タイム
3.Dymovskikh Alexandr(カザフスタン)KAZ 同タイム
30.鈴木譲 +50
33.野寺秀 徳 同タイム
69.村上順平 同タイム
89. 飯野嘉則 +3:02
92.畑中勇 介 +4:04
【個人総合】
1.内間康平(日本ナショ ナル)JPN 17:52:24
2.Hall Bradeley(Marco Polo)AUS +0:00
3.Dymovskikh Alexandr(カザフスタン)KAZ +0:05
14.村上順平 +0:56
29. 鈴木譲 +1:06
30.野寺秀 徳 +1:08
82.飯野嘉 則 +6:33
84.畑中勇 介 +7:01



















