JAPAN CUP
2009年10月25日 Web Staff

[上左:1周目から予定通りアタックを決めて山岳賞を獲得した畑中選手]
[上右:エースとして戦った鈴木真理選手はアジア選手最高位の9位でゴール]
[下:最後の古賀志の登りでライバル勢を置き去りにしたセレンセンが両手を挙げる]
photo(c):Yuzuru Sunada/www.yuzurusunada.com
10/25(日)に、UCI-1.HCのワンデーレース[ジャパンカップ]が開催されました。
◆大会情報WEBサイトはこちら[http://www.japancup.gr.jp/]
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このレースに、シマノレーシングから以下の5名がエントリー。
野寺秀徳
狩野智也
鈴木真理
畑中勇介
鈴木譲
※出場チーム=12チーム
※土井雪広(日本代表として出場)
国内最大級のワンデーレース「ジャパンカップ(UCI-1.HC)」が宇都宮森林公園で開催され、最後の登りで抜け出したサクソバンクの若手クライマー、クリスアンケル・セレンセンが独走のまま大観衆の待つゴール地点に飛び込み、今シーズンのラストレースをシーズン初勝利という最高の形で終えました。

[出走サインを終えて観客の声援に応えるシマノレーシングのメンバー]
photo(c):Yuzuru Sunada/www.yuzurusunada.com
シマノレーシング勢は、序盤の逃げに作戦通り畑中選手が乗って1回目の山岳賞を獲得。レースが動き始めた終盤の攻防ではエースの鈴木真理選手が一時後方集団に取り残される状況に陥るも、野寺キャプテンや狩野選手のアシストを受けて前方へジャンプアップ。その後は、北京五輪や今年の世界選手権で銀メダルを獲得しているラーション(サクソバンク)などと共に前方を走る選手たちを次々にパスしていき、最後はアジア選手最上位となる9位でのフィニッシュを果たしています!

[野寺キャプテンが狩野選手と共に鈴木真理選手を強力にサポート]
photo(c):Yuzuru Sunada/www.yuzurusunada.com
この結果、シマノレーシングは昨年の土井選手(昨年はスキル・シマノとして)に続いて2年連続でアジア最優秀選手賞を獲得。山岳賞の畑中選手と合わせて2人が貴重な表彰台に上がることができました。

[左:アジア最優秀選手賞を獲得した鈴木真理選手]
[右:山岳賞を獲得した畑中選手も表彰台に上がる]
photo(c):SHIMANO Racing
今年も、多くの観客が集まった国内最高峰のレース「ジャパンカップ」。主催者発表ではその数なんと8万人!もはや「一流のロードレースイベント」ではなくて、「一流のスポーツイベント」と表現した方が良い感じがします。

[大歓声の中を走るエースの鈴木真理選手]
photo(c):Yuzuru Sunada/www.yuzurusunada.com
そんな中、今回も多くのシマノレーシングファンの方々が会場に集結し、選手たちへ大きな声援を送ってくれました。また、レース終了後にはサポーターズクラブ「カウベルグ」の交流パーティが開催され、参加くださったサポーターの方々と楽しい時間を共有し、アジア最大級のレースの余韻を存分に楽しませていただくこともできました。
レース中、そして、ライブブログなどを通じて応援下さった全ての方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

[レース後にはサポーターズクラブ"カウベルグ"の交流会を開催]
photo(c):SHIMANO Racing
◆以下、[cyclowired.jp]のレポートです。
アジア最大のワンディレース第18回ジャパンカップ・サイクルロードレースは、近年まれに見る激しい山岳決戦が繰り広げられた。第18代勝者に輝いたのは、果敢に攻撃を仕掛けたクリスアンケル・セレンセン(デンマーク、サクソバンク)。若き山岳スペシャリストが今シーズン初勝利を飾った。
選手たちを迎えたのは秋の曇り空。気温15〜18度の詰めたい空気を切り裂いて、総勢63名の選手たちが古賀志林道の山岳周回コースに繰り出した。
ヨーロッパチームがコントロールするメイン集団から1周目で飛び出したのは、山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)、畑中勇介(シマノレーシング)、菊池誠晃(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)、小森亮平(ジャパンナショナルチーム)、廣瀬佳正(宇都宮ブリッツェン)の5名。

[畑中選手にとっては"特別なレース"であるジャパンカップで逃げを決める]
photo(c):SHIMANO Racing
3回目の古賀志林道で逃げグループ内に落車が発生するなどのトラブルに見舞われながらも、5名の逃げは最大2分30秒のリードを稼ぎ出すことに成功。3周毎に設定された山岳賞は、畑中、廣瀬、小森が獲得した。
地元宇都宮の声援に応えるように奮闘した廣瀬だったが、やがて先頭から脱落してしまう。メイン集団をコントロールするヨーロッパチームは容赦なく先頭グループのリードを食いつぶし、ゴールまで3周を残して集団が本格的なペースアップを開始するとエスケープは終了。ゴールまで2周半を残して、レースは加速度的に慌ただしさを増した。
まず動いたのは、イェンス・フォイクト(ドイツ、サクソバンク)やイヴァン・サンタロミータ(イタリア、リクイガス)を含む4名。断続的なアタック合戦によって集団は大きく人数を減らし、残り2周回に突入する頃には先頭は16名が飛び出した状態に。

[フォイクトのアタックでバラける展開の中でセカンドグループに入った鈴木譲選手]
photo(c):Yuzuru Sunada/www.yuzurusunada.com
この先頭グループに残った日本人選手は新城幸也(Bboxブイグテレコム)、宮沢崇史(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)、土井雪広(ジャパンナショナルチーム)の3名。逆にイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)やグスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)の姿は無かった。
やがて古賀志林道の上りでファンホセ・コーボ(スペイン、フジ・セルヴェット)が攻撃的なペースアップを図ると、先頭は一気に7名まで縮小。ケースデパーニュは3名(ロドリゲス、ラストラス、モレーノ)を残した。
追走した新城とジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)は何とか最終周回突入前の鶴カントリーの上りで先頭にジョイン。しかし新城は追走に力を使ったため、カウンターアタックで飛び出したセレンセンとパブロ・ラストラス(スペイン、ケースデパーニュ)の動きには反応出来なかった。
最後の古賀志林道の上りに突入したセレンセンとラストラス。ロドリゲスやコーボを含む追走グループはこの2名を捉えきれず、観客が詰めかけた上りでもう一段加速したセレンセンが独走を開始し、単独で頂上を越えた。
残り8km。後方にチームメイトはいない。セレンセンの選択肢はただ一つ。ゴールまで踏み抜くこと。「後続とのタイム差が小さい苦しい状況。ラスト5kmはとにかく全力で踏み抜いた」。ゴールが近づいて牽制状態に入った追走グループを尻目に、セレンセンが2位以下を24秒引き離してゴールまで逃げ切った。
2007年にチームCSC(現サクソバンク)に合流し、初年度のブエルタ・ア・エスパーニャで総合19位に入るなど、山岳スペシャリストとして頭角を現したセレンセン。昨年はドーフィネ・リベレの山岳ステージで優勝を飾り、北京五輪ロードレース12位、ロード世界選手権13位。今シーズンは10月のジロ・デッレミリアで8位に入るなど存在感を見せたが、勝利数はゼロ。最後の最後でシーズン初勝利を手にした。
2位に入ったのは、3名を残しながらもその利点を発揮出来なかったケースデパーニュのダニエル・モレーノ(スペイン)。「終盤にかけてチーム内の連携が上手く取れていなかった」と敗因を語る。なお、モレーノは来年オメガファーマ・ロット(現サイレンス・ロット)への移籍が決まっている。
バッソの不調によって戦略が狂ってしまったリクイガスは、サンタロミータを3位に送り込むことに成功している。

[表彰式、1位セレンセン、2位モレーノ、3位サンタロミータ]
photo(c):Yuzuru Sunada/www.yuzurusunada.com
日本人選手として唯一トップ戦線に加わっていた新城だったが、最終周回で失速。ゴール後新城は「最後の古賀志林道の上りで脚がいっぱいになってしまいました。沢山の応援ありがとうございました。来年もツール・ド・フランスに出場出来るように頑張ります」とコメントを残している。日本人選手としては、最終周回で追い上げた鈴木真理(シマノレーシング)がラーションをスプリントで下し、日本人最高位の9位に入った。
[レース前日に行われたチームプレゼンテーションの様子]
(c):SHIMANO Racing
[スタート直前の狩野選手インタビュー]
(c):SHIMANO Racing
[レース後の鈴木真理選手のインタビュー]
(c):SHIMANO Racing
[山岳賞を獲得した畑中選手のインタビュー]
(c):SHIMANO Racing
[今西監督インタビュー]
(c):SHIMANO Racing
◆[リザルト]
[ジャパンカップ - 宇都宮森林公園 - 1.HC - 151.3km ]
1位 クリスアンケル・セレンセン(サクソバンク)4h06'19"
2位 ダニエル・モレーノ(ケースデパーニュ)+24"
3位 イヴァン・サンタロミータ(リクイガス)
4位 ファンホセ・コーボ(フジ・セルヴェット)
5位 パブロ・ラストラス(ケースデパーニュ)+40"
6位 ホアキン・ロドリゲス(ケースデパーニュ)+59"
7位 ヴァレリオ・アニョリ(リクイガス)+1'25"
8位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(ISD)
9位 鈴木真理(シマノレーシング)+2'08"
10位 グスタフエリック・ラーション(サクソバンク)
◆山岳賞
1回目 畑中勇介(シマノレーシング)
2回目 廣瀬佳正(宇都宮ブリッツェン)
3回目 小森亮平(日本代表)
◆アジア最優秀選手賞
鈴木真理(シマノレーシング)





















