Tour de France #6
2009年7月10日 Web Staff
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[左:クラッシュが頻発した荒れたレースで10分以上遅れてゴールした別府選手]
photo(c):Yuzuru Sunada/www.yuzurusunada.com
[右:久しぶりのツールでのステージ優勝を目指して逃げ続けるミラー]
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com

[これまでも雨の登り基調ゴールを何度も制したきたフースホウトが両手を上げる]
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com
7/9(木)に、[第6ステージ]が行われました。
◆大会公式WEBサイトはこちら[http://www.letour.fr/]
7月4日〜26日の23日間に渡って、
UCI「HIS」のステージレース、「Tour de France」が開催されます。
このレースに、スキル・シマノから以下の9名がエントリー。
191 Cycril Lemoine (Fra)
192 Fumiyuki Beppu (Jpn)
193 Koen de Kort (Ned)
194 Simon Geschke (Ger)
195 Jonathan Hivert (Fra)
196 Thierry Huppond (Fra)
197 Piet Rooijakkers (Ned)
198 Albert Timmer (Ned)
199 Kenny Robert van Hummel (Ned)
※参加チーム=20チーム
ツール・ド・フランスの第6ステージが「ジローナ」から「バルセロナ」までの181.5kmで競われ、序盤の激しいアタック合戦の中から抜け出して逃げ続けていたミラー(ガーミン)がゴール手前2kmで集団に捕まり、最後は悪いコンディション下でのスプリントを得意としているフースホウトが、落車などで小さくなった集団を制して雄叫びを上げました。
総合争いでは、上位勢に大きな変動はなく、いよいよ明日からはじまるピレネーステージで、マイヨジョーヌの激しい争奪戦がはじまります。
スキル・シマノ勢は、序盤から続いた厳しい展開や、落車事故などの影響を受けて、軒並み下位でのゴールとなり、ツールの厳しさを身を持って痛感した一日となりました。

[上:スキル・シマノのスタッフ達も連日大変な仕事が続く]
[下:お馴染みヴィラージュでスタートを待つスキル・シマノの選手達]
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com

◆以下、今西監督のレポートです。
2009-07-09「Tour de France 第6ステージレポート」
アップダウンステージ ジローナ〜バルセローナ 181.5km
今日のステージは、フランスの国境を超え、スペインのジローナをスタートとし、オリンピックが開催されたバルセロナのスタジアムをゴールとするステージであった。
コースは、スペインらしい海岸線のアップダウンをこなし、途中は小さい山岳をこなすという、少しでも疲れが残っている選手にとっては、ハードなものとなった。
さらにレースの半分過ぎには、大会初の雨が降り、スリップした選手が次々と転倒するシーンが、ゴール前のバルセロナの街でも多く見られた。
スキル・シマノもトップ集団を走っていたシリルもその巻き沿いになり、遅れをとってしまった。
結果、チーム内最高位は、優勝したサーベロチームのユソフに39秒遅れのオランダ人クンの50位が最高位であった。
また別府は、最後の山場で遅れてしまい、10分14秒の173位という厳しい結果に終わった。
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「ツール・ド・フランス豆知識」
1日に200kmを走破する選手にとって、切手も切り離せない話が、レース中の補給(食事)である。選手は、レース中程に設定された「フィーディングゾーン」でマッサージャーから「サコッシュ」と呼ばれる食料や飲み物が入った袋を受け取ります。
中身は、すぐにエネルギーになるスポーツ用に開発された高カロリーのゼリーやバー、また手作りのジャムパンなどと、スポーツドリンクボトルやコーラなどの飲み物が入っています。
そして「ツール・ド・フランス」では、これらを摂った後のゴミを選手が、道路上に捨てることを、ペナルティーの対象としています。
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[上:補給地点で選手にサコッシュを渡すマッサージャー]
[中:サコッシュの中身]
[下:アルバートと別府が同じ集団でゴール]
Photo by スキルシマノ今西尚志
◆以下、[cyclowired.jp]のレポートです。
スペイン国内をバルセロナまで南下するツール・ド・フランス第6ステージは、大会初の本格的な雨に見舞われた。雨で落車が多発する中、トル・フースホフト(ノルウェー、サーヴェロ)が上りスプリントを制して優勝。終盤には新城幸也(Bboxブイグテレコム)も落車したが、無事にゴールしている。
ツール第6ステージは、多くの北米選手が居を構えるスペインのジローナをスタートし、カタルーニャ州の州都であり、スペイン有数の大都市であるバルセロナにゴールする。181kmのコースには難易度が低いカテゴリー山岳が5つ散りばめられており、最後は1992年にバルセロナ五輪が行なわれた標高96mのモンジュイックの丘を駆け上がってゴールだ。
レースは平均スピード46.8km/hというハイスピードな幕開け。スピードの上がった集団からは、体調が優れない別府史之(スキル・シマノ)が一時脱落する姿も見られたが、無事に集団に復帰してレースを進めた。
スタートから1時間経過後にようやく逃げが決まる。集団から飛び出したのは、2000年ツールのプロローグを制してマイヨジョーヌを着たデーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン)、昨年ツールで念願のステージ優勝を飾ったシルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ)、そして逃げのスペシャリストステファヌ・オジェ(フランス、コフィディス)。
この脚の揃った3名は、最大3分45秒のリードを稼ぎ出して逃げ続けた。カテゴリー山岳ではオジェが積極的にポイントを稼ぎ、この日だけで11ポイントを稼いで山岳賞ランキングのトップに立った。
この日はレース進行とともに天候が崩れ、雨に濡れた路面が多数の落車を誘発。落車のリスクを避けたいアスタナが集団先頭に立つと、この日3つ目のカテゴリー山岳でアメツ・チュルカ(スペイン、エウスカルテル)が飛び出し、単独で先頭3名に追いついた。
しばらくミラー、シャヴァネル、オジェ、チュルカの4人旅が続いたが、メイン集団とのタイム差は残り30kmで早くも1分を切る。ペースの上がらない先頭グループからは、この日最後の4級山岳でミラーが飛び立った。
残り29kmを単独で走ることを選んだミラーは、追走するチュルカらを引き離し、バルセロナに向かって猛進。メイン集団ではスプリント勝負に持ち込みたいサーヴェロやラボバンク、ミルラム、カチューシャがスピードを上げたが、先頭ミラーとのタイム差が思うように縮まらない。
残り15kmでタイム差は1分05秒。残り10kmでタイム差1分。残り5kmでタイム差40秒。コーナーが連続する大都市バルセロナの街中では落車が多発し、新城幸也やトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)、マイケル・ロジャース(オーストラリア、チームコロンビア・HTC)、ハインリッヒ・ハウッスラー(ドイツ、サーヴェロ)らが次々とクラッシュ。いずれの選手も大きく遅れてゴールした。
28kmに渡って独走を続けたミラー。しかしその闘志溢れる走りも、モンジュイックの丘に至る上りで息絶え、フラムルージュ(ラスト1kmアーチ)手前で吸収。ここからは上りスプリント力に長けた選手たちによる激しいバトルが繰り広げられ、オスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)との一騎打ちを制したフースホフトが勢いよく両手を挙げてゴール。嬉しい今大会1勝目を飾った。
2005年にマイヨヴェールを獲得しているフースホフトはツールのステージ通算7勝目。5月に同じカタルーニャ地方で行なわれたボルタ・ア・カタルーニャでも、バルセロナステージでスプリント勝利を飾っている。
新生サーヴェロ・テストチームにツール初優勝を捧げたフースホフトは一気に35ポイントを稼ぎ出したが、マイヨヴェール獲得には1ポイント足らなかった。マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)は上りスプリントで苦戦しながらもステージ16位(10ポイント)に入り、ポイント賞ランキング首位の座をキープしている。
総合成績は8位以下が変動したが、ランス・アームストロング(アメリカ、アスタナ)とのタイム差0.22秒を保ったファビアン・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク)がこの日もマイヨジョーヌをキープ。カンチェラーラはスイス人のマイヨジョーヌ着用日数記録を更新中だ。
ツールは翌日からピレネー山脈の奥深くへと分け入っていく。第7ステージは超級山岳アンドラ・アルカリスにゴールする今大会最初の頂上ゴール。パリでのマイヨジョーヌ獲得を狙う猛者たちが、上りで激しいバトルを繰り広げるだろう。
◆第6ステージ[リザルト]
[Tour de France - France - HIS - Gérone-Barcelone 181.5km]
1 Thor Hushovd (Nor) Cervelo Test Team 4:21:33
2 Oscar Freire Gomez (Spa) Rabobank
3 Jose Joaquin Rojas Gil (Spa) Caisse d'Epargne
4 Gerald Ciolek (Ger) Team Milram
5 Franco Pellizotti (Ita) Liquigas
6 Filippo Pozzato (Ita) Team Katusha
7 Alessandro Ballan (Ita) Lampre - NGC
8 Rinaldo Nocentini (Ita) AG2R La Mondiale
9 Cadel Evans (Aus) Silence - Lotto
10 Fabian Cancellara (Swi) Team Saxo Bank
50 Koen de Kort (Ned) Skil-Shimano 0:00:39
69 Thierry Huppond (Fra) Skil-Shimano 0:00:58
102 Simon Geschke (Ger) Skil-Shimano 0:01:37
139 Cyril Lemoine (Fra) Skil-Shimano 0:05:17
149 Yukiya Arashiro (Jpn) BBOX Bouygues Telecom 0:06:55
171 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 0:10:14
173 Fumiyuki Beppu (Jpn) Skil-Shimano
176 Kenny Robert van Hummel (Ned) Skil-Shimano 0:15:58
177 Jonathan Hivert (Fra) Skil-Shimano
◆個人総合第6ステージ終了時[リザルト]
1 Fabian Cancellara (Swi) Team Saxo Bank 19:29:22
2 Lance Armstrong (USA) Astana
3 Alberto Contador Velasco (Spa) Astana 0:00:19
4 Andreas Klöden (Ger) Astana 0:00:23
5 Levi Leipheimer (USA) Astana 0:00:31
6 Bradley Wiggins (GBr) Garmin - Slipstream 0:00:38
7 Tony Martin (Ger) Team Columbia - HTC 0:00:52
8 Christian Vande Velde (USA) Garmin - Slipstream 0:01:16
9 Gustav Erik Larsson (Swe) Team Saxo Bank 0:01:22
10 Maxime Monfort (Bel) Team Columbia - HTC 0:01:29
107 Thierry Huppond (Fra) Skil-Shimano 0:07:31
109 Koen de Kort (Ned) Skil-Shimano 0:07:46
126 Simon Geschke (Ger) Skil-Shimano 0:09:29
147 Cyril Lemoine (Fra) Skil-Shimano 0:12:30
152 Yukiya Arashiro (Jpn) BBOX Bouygues Telecom 0:13:44
166 Fumiyuki Beppu (Jpn) Skil-Shimano 0:17:49
171 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 0:21:23
176 Jonathan Hivert (Fra) Skil-Shimano 0:24:42
177 Kenny Robert van Hummel (Ned) Skil-Shimano 0:25:06






















