Tour de France #2
2009年7月 6日 Web Staff
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[上:元自転車選手で現在はモナコ在住のF1レーサー佐藤琢磨さんを囲んで]
photo(c):Yuzuru Sunada/www.yuzurusunada.com
[下:カヴェンディッシュが圧倒的なスピードをみせて最初の集団スプリントを制する]
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com
7/5(日)に、[第2ステージ]が行われました。
◆大会公式WEBサイトはこちら[http://www.letour.fr/]
7月4日〜26日の23日間に渡って、
UCI「HIS」のステージレース、「Tour de France」が開催されます。
このレースに、スキル・シマノから以下の9名がエントリー。
191 Cycril Lemoine (Fra)
192 Fumiyuki Beppu (Jpn)
193 Koen de Kort (Ned)
194 Simon Geschke (Ger)
195 Jonathan Hivert (Fra)
196 Thierry Huppond (Fra)
197 Piet Rooijakkers (Ned)
198 Albert Timmer (Ned)
199 Kenny Robert van Hummel (Ned)
※参加チーム=20チーム

◆以下、今西監督のレポートです。
2009-07-05 「Tour de France 第2ステージ」
平地ステージ モナコ〜ブリニョール 187km
クンが9位!
本日の第2ステージ、モナコからブリニュール間の187kmにおいて、スキル・シマノのオランダ人選手クン・デコートが、1位と同タイムの9位に入った。
また、別府選手も同タイムで35位、またフランスのBboxブイグテレコム所属の新城選手が5位という快挙を成し遂げた。
レースは、12:30にモナコの中心街をスタート。
地中海に沿り、起伏のある山側のコースを西にとり、ゴールの街であるブリニョールに向けて進んだ。
この日は、本格的な夏日で日差しが強く、気温は35度を超え、選手にとっては厳しい天候となった。
途中、4人の選手が先頭集団を形成し、一時はメインの集団に5分近くの差をつけたが、ゴール前10kmで4人は追いつかれてしまい、最後は約180人による集団でのスプリント勝負となった。
ここでスキル・シマノは、スプリントに強いオランダ人ケニーを別府選手らがうまく引き上げ勝利を狙ったが、ゴール500m前で、コースミスをした選手が転倒し、それによりゴール前の連携が崩れ、ケニーは後ろに下がってしまった。
しかし、その代わりにクンが勝負を掛け、9位に入る健闘を見せた。
スキル・シマノのマレイン監督のコメント
「ケニーの連携がうまくいかなかったが、クンがこのハイレベルなレースで一桁に入ったことは大変満足だ。また最後は、フミ(別府選手の愛称)が、本当にいい動きをしてくれた。チームとしてうまく機能した、と思う。」
別府選手のレース後のコメント
「最後は、うまくケニーを引っ張り5番手ぐらいのいい位置に引き上げることができたので、最後のアクシデントは非常に残念だ。自分のコンディションは、上がってるので続くステージも頑張りたい。」
[上:スタート地点となったモナコの町には多くの観客が集まった]
[中:レース中、監督車からドリンクを受け取り補給する別府選手]
[下:レース後、日本からの取材陣に囲まれる別府選手]
Photo by スキルシマノ今西尚志
◆以下、[cyclowired.jp]のレポートです。
モナコをスタートするツール・ド・フランス第2ステージは、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)の圧倒的なスプリントで幕を閉じた。2位以下の混戦のスプリント争いには新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)が絡み、グランツール史上日本人最高のステージ5位に入った!
モナコからブリニョルまでの187kmで行なわれた第2ステージ。序盤から4つの山岳ポイントが登場するが、ピュアスプリンターの脚を止めるほどの破壊力は無い。この日選手たちを苦しめたのは山岳の上りではなく暑さ。盛夏のプロヴァンスは気温30度を超えた。
モナコのカジノ前での開幕セレモニーを経て、180名の選手たちはマイヨジョーヌのファビアン・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク)を先頭にコースに繰り出した。
開始直後から始まる3級山岳トゥルビー峠でファーストアタックを決めたのは、出場選手中最小のサミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)。サクソバンクがコントロールする集団からは断続的にアタックがかかったが、いずれも成功せずに頂上が近づく。新城幸也もアタック合戦に加わった。
結局上りでのアタックは決まらず、パリ〜ニースとツール・ド・スイスで山岳賞を獲得しているトニ・マルティン(ドイツ、チームコロンビア・HTC)が先頭で3級山岳の頂上を通過。そして13km地点でユッシ・ヴェッカネン(フィンランド、フランセーズデジュー)のアタックに起因して4名が飛び出すと、ようやく集団はこれを見送った。
逃げを決めたのはヴェッカネン、シリル・デッセル(フランス、アージェードゥーゼル)、ステファヌ・オジェ(フランス、コフィディス)、スタフ・クレメント(オランダ、ラボバンク)の4名。この逃げグループは平均スピード40km/h前後のペースを刻み、サクソバンクがコントロールするメイン集団から90km地点で最大5分20秒のリードを得た。
3週間のステージレースのマスドスタートレース初日は集団落車がつきものだ。この日もフランク・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)やイゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル)らを含む落車が度々発生。
犠牲者の一人、ユルゲン・ファンデワール(ベルギー、クイックステップ)は何とかゴールに辿り着いたが、搬送先の病院で鎖骨骨折と肺損傷の診断。今大会最初のリタイアとなった。
逃げグループ内では3つの4級山岳でマイヨアポワ(山岳賞ジャージ)をかけたスプリントが繰り広げられ、元フィンランドチャンピオンのヴェッカネンがポイントを量産して山岳賞ランキングトップに。
やがてチームコロンビア・HTCとサーヴェロが集団牽引に加わるとタイム差は縮小を続け、残り80km地点で5分あったタイム差は、残り40kmで4分、残り20kmで1分に。
残り10kmのアーチが近づくとミハイル・イグナチエフ(ロシア、カチューシャ)が集団から飛び出し、それまで逃げていた4名を抜きさって先頭に立ったが、スプリンターチームのスピードには叶わずに残り5kmで吸収された。
集団先頭で主導権を争ったのはチームコロンビア・HTCとミルラムの2チーム。肘をつき合わせた激しいポジション争いの中、別府史之(スキル・シマノ)もファンケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ)のために集団前方に上がった。
ラスト1kmを切ってなおチームコロンビアの優位は変わらず、Bboxブイグテレコムはトマ・ヴォクレール(フランス)らが新城幸也を連れて集団前方に上がった。
ハイスピードのまま突入したラスト700mの右カーブ。ここで落車が発生し、コルド・フェルナンデス(スペイン、エウスカルテル)のクラッシュによりトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)がコース外にはじき出されてしまう。
ダニーロ・ナポリターノ(イタリア、カチューシャ)やダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、リクイガス)もここで足止め。落車により分裂した集団はハイスピードを維持したまま最終ストレートに入った。
ロジャース、マルティン、ヒンカピー、レンショーの黄金ラインに牽かれたカヴェンディッシュは、ラスト350mでスプリントを開始。追撃するタイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン)をグングン引き離したカヴは、後続に数車差をつけて余裕のゴール。大きく両手を広げてフィニッシュラインを駆け抜けた。
カヴは今大会1勝目、ツールのステージ通算5勝目。完璧なチームワークにより、他を寄せ付けない圧倒的なスプリントでスプリント第1ラウンドを制した。もちろんポイント賞ランキングでもトップに立ち、マイヨヴェールを獲得している。
そしてファラー以下、混戦のスプリント勝負の中に、新城幸也の姿があった。トル・フースホフト(ノルウェー、サーヴェロ)やゲラルド・チオレック(ドイツ、ミルラム)といった世界屈指のスプリンターとバトルを演じたユキヤ。後退するどころか伸びのあるスプリントを見せ、怯むことのない熱い走りで5位を射止めた。
もちろんこれはグランツールにおける日本人史上最高位。これまでの日本人最高位は1996年に今中大介(当時チームポルティ)がマークした35位。ユキヤは世界最高峰の舞台に於いて、完全なる力勝負で5位を勝ち取った。ポイント賞ランキングでも5位に浮上している。
この活躍にチームのベルノドー監督は「ユキヤがパワフルな選手ということは知っているが、ツールレベルのスプリントで結果を残すとは大きな驚きだ。(チーム公式サイト)」と舌を巻いている。隣国イタリアのガゼッタ紙ウェブ版でもアラシロ特集ページが組まれている。
また、スプリンターのアシストとして仕事を全うした別府史之も35位でゴール。スキル・シマノはエーススプリンターのファンヒュンメルが20位と伸びなかったが、クーン・デコルト(オランダ)が9位に入っている。
総合上位陣は落車の影響でバラけてゴールしたが、ラスト3km以内の救済措置により同タイム扱い。カンチェラーラが危なげなくマイヨジョーヌを守っている。
翌第3ステージはマルセイユからラ・グラン・モットまでの196.5kmで行なわれる。中盤に4級山岳が2つ設定されている以外はフラットだ。2日連続でスプリンターの闘いに持ち込まれる可能性大だが、南フランス特有の「ミストラル(アルプスからの季節風)」が思わぬ展開をもたらす可能性も。
◆第2ステージ[リザルト]
[Tour de France - France - HIS - Monaco-Brignoles 187km]
1 Mark Cavendish (GBr) Team Columbia - HTC 4:30:02
2 Tyler Farrar (USA) Garmin - Slipstream
3 Romain Feillu (Fra) Agritubel
4 Thor Hushovd (Nor) Cervelo Test Team
5 Yukiya Arashiro (Jpn) BBOX Bouygues Telecom
6 Gerald Ciolek (Ger) Team Milram
7 William Bonnet (Fra) BBOX Bouygues Telecom
8 Nicolas Roche (Irl) AG2R La Mondiale
9 Koen de Kort (Ned) Skil-Shimano
10 Lloyd Mondory (Fra) AG2R La Mondiale
20 Kenny Robert van Hummel (Ned) Skil-Shimano
35 Fumiyuki Beppu (Jpn) Skil-Shimano
61 Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano
123 Thierry Huppond (Fra) Skil-Shimano
138 Simon Geschke (Ger) Skil-Shimano
156 Cycril Lemoine (Fra) Skil-Shimano
167 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano
169 Jonathan Hivert (Fra) Skil-Shimano
◆個人総合第2ステージ終了時[リザルト]
1 Fabian Cancellara (Swi) Team Saxo Bank 4:49:34
2 Alberto Contador Velasco (Spa) Astana 0:00:18
3 Bradley Wiggins (GBr) Garmin - Slipstream 0:00:19
4 Andreas Klöden (Ger) Astana 0:00:22
5 Cadel Evans (Aus) Silence - Lotto 0:00:23
6 Levi Leipheimer (USA) Astana 0:00:30
7 Roman Kreuziger (Cze) Liquigas 0:00:32
8 Tony Martin (Ger) Team Columbia - HTC 0:00:33
9 Vincenzo Nibali (Ita) Liquigas 0:00:37
10 Lance Armstrong (USA) Astana 0:00:40
96 Thierry Huppond (Fra) Skil-Shimano 0:01:50
118 Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano 0:02:01
125 Cycril Lemoine (Fra) Skil-Shimano 0:02:04
127 Yukiya Arashiro (Jpn) BBOX Bouygues Telecom 0:02:07
153 Koen de Kort (Ned) Skil-Shimano 0:02:24
163 Jonathan Hivert (Fra) Skil-Shimano 0:02:35
166 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 0:02:38
170 Simon Geschke (Ger) Skil-Shimano 0:02:43
173 Fumiyuki Beppu (Jpn) Skil-Shimano 0:02:52
178 Kenny Robert van Hummel (Ned) Skil-Shimano 0:03:24























