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Tour de France #15

2009年7月20日 Web Staff

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[上:メンショフより前でアルプスの難関山頂ゴールを走りきった別府選手]
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com
[下:"本命"コンタドールが満を持してステージを制して総合トップに躍り出た]
photo(c):Yuzuru Sunada/www.yuzurusunada.com

7/19(日)に、[第15ステージ]が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら[http://www.letour.fr/]

7月4日〜26日の23日間に渡って、
UCI「HIS」のステージレース、「Tour de France」が開催されます。

このレースに、スキル・シマノから以下の9名がエントリー。

191 Cycril Lemoine (Fra)
192 Fumiyuki Beppu (Jpn)
193 Koen de Kort (Ned)
194 Simon Geschke (Ger)
195 Jonathan Hivert (Fra)
196 Thierry Huppond (Fra)
197 Piet Rooijakkers (Ned)
198 Albert Timmer (Ned)
199 Kenny Robert van Hummel (Ned)
※参加チーム=20チーム

ツール・ド・フランスの第15ステージが「ポンタリエ」から「ヴェルビエ」までの207.5kmで行われ、50km過ぎに形成された10名の先頭グループがアルプス最初の頂上ゴール「ヴェルビエ」の登りまで先行しましたが、総合を争う本命チームの追走に吸収され、登りに入って爆発したコンタドール(アスタナ)のアタックが見事に決まり、2位のアンディ・シュレック(サクソバンク)に43秒の大差をつけてステージ優勝を飾りました。

総合争いでも順位が大きく動き、優勝候補最右翼のコンタドールが満を持してマイヨジョーヌを獲得。総合2位にもチームメイトのランス・アームストロングがつけています。

スキル・シマノ勢では、別府選手が登りで能力を発揮し、トップのコンタドールから5分52秒遅れの57位でゴール。3週目に突入してコンディションが落ちるどころか更に力強さを増しています。総合では、ウポンの89位が最上位となっています。

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[上:エタップデュツール参加の為に渡仏した今中大介氏と別府選手]
photo(c):Yuzuru Sunada/www.yuzurusunada.com
[下:この日も"ほうき車"を従えて単独でゴールを目指すファンヒュンメル]
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com


Imanishi_hisafumi
◆以下、今西監督のレポートです。

2009-07-19「Tour de France 第15ステージレポート」
上級山岳ステージ ポンタリエ〜ヴェルビエ 207.5km

アルプスの山岳ステージで別府選手が57位と大健闘!

今日は、「ツール・ド・フランス」の見所のひとつであるアルプス山脈に突入。

スタート後数キロでスイスに入国し、5つの山岳を超え終的には、約9kmのスキーリゾートのVerbier(ベルビエ,標高1468m)の
山頂をゴールとする山岳コースであった。

いつものように序盤から9名の先頭集団が形成され、それをメイン集団が追い上げるという展開となった。

そして、最後のカテゴリー1級のベルビエ峠の麓で、先頭集団とメイン集団の差が約2分で峠に突入。

ここで、満を持して、大本命のアスタナチームのコンタドール(スペイン)が、メイン集団からスパート。一気に先頭を走っていた選手達をゴボウ抜きにし、単独で首位に立った。

そのメイン集団に居た別府も好位置に位置し、頂上を目指す。

結局、コンタドールが他のライバルを引き離し、総合時間で首位の証である「マイヨージョーヌ(黄色いジャージ)」を獲得した。

一方別府は、そのコンタドールからわずか5分22秒遅れの57位でゴールした。5月に行われた「ジロ・デ・イタリア(イタリア1周)」で優勝したラボバンクのメンショフ(ロシア)が65位であるのを考えると、いかに凄い順位であることがお分かりになるだろう。

もちろんチーム内では最高位で、総合順位も129位(162人中)に上げた。

別府選手のコメント
「上り始めの位置取りがうまくいった。しかし、この順位では、満足していない。まだまだ頑張らないといけないと思う。」

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[今日も最終走者で完走したファンフュメル。今やオランダだけでなく世界各国で、ヒーロー視されている]
Photo by スキルシマノ今西尚志

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[勝負どころとなったベルビエ峠。はるか山頂がゴールである]
Photo by スキルシマノ今西尚志

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[スタート前に、戦後のツール・ド・フランスで最初に出場した日本人、今中大介氏と握手する別府選手]
Photo by 土肥志穂さん

◆以下、[cyclowired.jp]のレポートです。

今大会2回目の頂上ゴールが登場したツール・ド・フランス第15ステージは、最後の1級山岳ヴェルビエで爆発的な登坂力を見せつけたアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)が、ライバルたちを圧倒してステージ優勝。この2007年ツール総合優勝者は、同時にマイヨジョーヌに袖を通した。

この日のコースの大部分は、2000年以来9年ぶりのスイス国内。スイスアルプスの山々を縫うように進むコースには計6つのカテゴリー山岳が設定されており、最後は標高1468mに位置するスイスアルプス有数のスキーリゾート、1級山岳ヴェルビエを駆け上がる。総合争いにおける重要な闘いになることは明らかだ。

アルプス初日の第15ステージは、雨の予報をはね除ける真っ青な晴天に恵まれた。レースは41km地点でマイヨアポワを着るフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)を含む7名が飛び出すと、次々と選手が追いついて先頭グループは15名の大所帯に。

しかしこの中にはマイヨブランを着る総合8位のトニ・マルティン(ドイツ、チームコロンビア・HTC)が入ったため、メイン集団はスピードを弱めずに追撃した。

61km地点でのライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン)のアタックをきっかけに先頭グループは崩壊し、危険なマルティンや山岳狙いのペッリツォッティは吸収。こうして先頭グループが10名に絞られると、ようやくレースは落ち着きを取り戻した。

逃げに乗ったのは総合18位・3分02秒遅れのミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)や、ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、サイレンス・ロット)、ピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)、そして地元スイスのチャンピオンジャージを着るファビアン・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク)ら10名。

メイン集団はアスタナがコントロールを担い、この強力な逃げグループとのタイム差を計りながら追走。逃げにアスタルロサが入っていることもあり、結局タイム差は4分40秒を上限にして縮小傾向に転じた。

ゴールまで50kmを残して4分あったタイム差は、ヴェルビエの上りを見据えたリクイガスとアスタナの集団ペースアップによって縮小。タイム差が3分を切ると、先頭グループからはサイモン・スピラック(スロベニア、ランプレ)が飛び出し、ヴェルビエに向かって独走を始めた。

先頭を独走したスピラック。単独で1級山岳ヴェルビエに突入したが、メイン集団の凄まじい追い上げによりゴールまで7kmを残して吸収された。

上りでメイン集団のペースを上げたのはサクソバンクで、それまで逃げ続けていたカンチェラーラもメイン集団をハイスピードで牽引。このペースアップによってマイヨジョーヌを着るリナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル)や総合2位ジョージ・ヒンカピー(アメリカ、チームコロンビア・HTC)は脱落し、集団は10名に満たない精鋭グループに絞られた。

互いに警戒しながら上りを進む有力選手たち。この中からゴールまで6kmを残して真っ先に仕掛けたのは、2007年ツール覇者のコンタドールだ。コンタドールはライバルたちに追撃を許さない異次元のスピードで、観客が詰めかけた上りを突き進む。

後方ではアンディ・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)が単独で追走したが、コンタドールとのタイム差は広がるばかり。最後までペースを弱めないコンタドールは、結局Aシュレクを43秒引き離してゴールに飛び込んだ。

ランス・アームストロング(アメリカ、アスタナ)を含む精鋭グループの中からは、2番手でゴールに向かうAシュレクの兄フランク・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)がカウンターアタックを仕掛け、これにブラドレー・ウィギンズ(イギリス、ガーミン)やヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス)が合流。

遅れてカルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ)が合流したこの追走グループは、コンタドールから1分03秒遅れでニーバリを先頭にゴール。ロマン・クロイツィゲル(チェコ、リクイガス)が遅れる中、ニーバリはリクイガスのエースを勤め上げた。

アームストロングはこれらのライバルたち動きに反応出来ず、アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)にアシストされながらタイムロスを最小限に抑える走りで1分35秒遅れ。精彩を欠いたが何とか総合2位の座は守った。

この日の結果を受け、ステージ優勝のコンタドールがマイヨジョーヌを手にした。アームストロングが1分37秒遅れで続き、アスタナが総合ワンツー体制。加えてクレーデンが総合4位だ。

クライマー系オールラウンダーが活躍する中、本来TTスペシャリストのウィギンズはステージ5位と大健闘し、総合3位に浮上した。エースのクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ)が失速するガーミンは、完全にこのウィギンズの総合表彰台を視野に入れる。

ステージ2位に入ったAシュレクは総合5位に浮上。同時にマイヨブランを獲得した。この日の走りを見る限り、最強コンタドールに山岳で勝負を挑めるのはこのAシュレクしかいない。総合争いにおけるアスタナ最大のライバルはサクソバンクだ。

日本人選手は別府史之(スキル・シマノ)がトップから5分52秒遅れのステージ57位と健闘した。スキル・シマノのエーススプリンター、ファンケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ)は、集団から早々に脱落しながらも単独で走って何とか制限時間内にゴールしている。新城幸也(Bboxブイグテレコム)は有力スプリンターを含むグルペットでヴェルビエを攻略した。

コンタドールの圧勝で幕を下ろしたアルプス初日。総合争いは休息日を経て第16ステージから再び動き出す。怒濤のツール3週目は、一つとして気が抜けるステージがない。

◆第15ステージ[リザルト]
[Tour de France - France - HIS - Pontarlier-Verbier 207.5km]
1 Alberto Contador Velasco (Spa) Astana 5:03:58
2 Andy Schleck (Lux) Team Saxo Bank 0:00:43
3 Vincenzo Nibali (Ita) Liquigas 0:01:03
4 Fränk Schleck (Lux) Team Saxo Bank 0:01:06
5 Bradley Wiggins (GBr) Garmin - Slipstream
6 Carlos Sastre Candil (Spa) Cervelo TestTeam
7 Cadel Evans (Aus) Silence - Lotto 0:01:26
8 Andreas Klöden (Ger) Astana 0:01:29
9 Lance Armstrong (USA) Astana 0:01:35
10 Kim Kirchen (Lux) Team Columbia - HTC 0:01:55
57 Fumiyuki Beppu (Jpn) Skil-Shimano 0:05:52
74 Koen de Kort (Ned) Skil-Shimano 0:07:56
86 Thierry Huppond (Fra) Skil-Shimano 0:12:11
91 Simon Geschke (Ger) Skil-Shimano
119 Jonathan Hivert (Fra) Skil-Shimano 0:14:15

147 Yukiya Arashiro (Jpn) BBOX Bouygues Telecom 0:18:12
150 Cycril Lemoine (Fra) Skil-Shimano
156 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 0:18:24
162 Kenny Robert van Hummel (Ned) Skil-Shimano 0:45:43

◆個人総合第15ステージ終了時[リザルト]
1 Alberto Contador Velasco (Spa) Astana 63:17:56
2 Lance Armstrong (USA) Astana 0:01:37
3 Bradley Wiggins (GBr) Garmin - Slipstream 0:01:46
4 Andreas Klöden (Ger) Astana 0:02:17
5 Andy Schleck (Lux) Team Saxo Bank 0:02:26
6 Rinaldo Nocentini (Ita) AG2R La Mondiale 0:02:30
7 Vincenzo Nibali (Ita) Liquigas 0:02:51
8 Tony Martin (Ger) Team Columbia - HTC 0:03:07
9 Christophe Le Mevel (Fra) Française des Jeux 0:03:09
10 Fränk Schleck (Lux) Team Saxo Bank 0:03:25
89 Thierry Huppond (Fra) Skil-Shimano 1:05:05
119 Koen de Kort (Ned) Skil-Shimano 1:34:29
126 Simon Geschke (Ger) Skil-Shimano 1:40:51
129 Fumiyuki Beppu (Jpn) Skil-Shimano 1:42:28

143 Yukiya Arashiro (Jpn) BBOX Bouygues Telecom 1:53:03
144 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 1:53:41
153 Cycril Lemoine (Fra) Skil-Shimano 1:59:02
157 Jonathan Hivert (Fra) Skil-Shimano 2:01:32
162 Kenny Robert van Hummel (Ned) Skil-Shimano 3:02:10

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