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67th Paris-Nice #8

2009年3月16日 Web Staff

[1ステージ][2ステージ][3ステージ][4ステージ][5ステージ][6ステージ][7ステージ]
[8ステージ]

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[まさかの走りをみせたコンタドールに下りで追いつきステージを獲ったのはコロム]
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com

3/15(日)に、[最終第8ステージ]が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら[http://www.letour.fr/]
◆Jスポーツで生中継をご覧になれます[http://www.jsports.co.jp/style/]

3月8日〜3月15日の8日間に渡って、
UCI「HIS」のステージレース、「Paris-Nice」が開催されています。

このレースに、スキル・シマノから以下の8名がエントリー。

191 Jonathan Hivert (Fra)
192 Koen De Kort (Ned)
193 Theo Eltink (Ned)
194 Floris Goesinnen (Ned)
195 Cyril Lemoine (Fra)
196 Piet Rooijakkers (Ned)
197 Albert Timmer (Ned)
198 Tom Veelers (Ned)
※参加チーム=20チーム

◆以下、[cyclowired.jp]のレポートです。
パリ〜ニースの最終第8ステージは、前日に失脚した元王者アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)の猛攻撃に沸いた。コンタドールはアントニオ・コロム(スペイン、カチューシャ)にステージ優勝を奪われたものの健在をアピール。ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ケースデパーニュ)は初総合優勝に輝いた。

パリ〜ニースの最終日は、例年同様地中海沿いのニースをスタート&ゴールとする119kmのショートコースで行なわれた。距離は短いが内容は濃い。ポルト峠、ラ・トゥルビ、エズ峠の3つの1級山岳が、最後まで総合の行方が分からない白熱した闘いを演出する。

レースは序盤から25名が抜け出す展開で、ポルト峠(長さ7.2km・平均7.2%)の上りが始まると、前日にリーダージャージを失ったコンタドールがメイン集団からアタック。総合4位のコンタドールが報復攻撃を開始した。

「失うものは何も無かった。たとえ可能性が低くても、集団内に隠れているより、攻撃を仕掛ける方が性に合っている」と語るコンタドールは、すぐさま先頭グループを捉え、そして4名を引き連れて飛び出していく。同時にリーダージャージのLLサンチェスが2度のパンクに見舞われたことも影響し、タイム差は広がった。

コンタドールはサンディ・カザール(フランス、フランセーズデジュー)、レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス)、アイトール・エルナンデス(スペイン、エウスカルテル)、ダビ・ロペスガルシア(スペイン、ケスデパーニュ)を引き連れてポルト峠をクリア。メイン集団は2分25秒遅れで通過した。

しかしなだらかな下りでは人数を揃えた大集団が圧倒的に有利だ。サクソバンク、クイックステップ、ケースデパーニュの総合トップ3チームが集団を牽引し、下りでタイム差を詰めて行く。

続く1級山岳ラ・トゥルビ(長さ7.6km・平均4.8%)の上り手前で集団は14秒までタイム差を詰めたが、捉えきれず、上り区間で再びコンタドールの背中は遠ざかった。

ラ・トゥルビの頂上通過時点で先頭はコンタドール、カザール、ロペスガルシアの3名に。再び1分のリードを稼ぎ出したコンタドールは、休むまもなく最後の1級山岳エズ峠(長さ4.2km・平均6.8%)に突入し、ロペスガルシアらを振り切って独走を開始した。

ハイスピードでエズ峠を駆け上がったコンタドールは、20秒リードしたまま峠頂上をクリアし、ニースまでの長い下りに突入する。一方のメイン集団ではアントニオ・コロム(スペイン、カチューシャ)とフランク・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)がカウンターアタックを繰り出すと、前日の疲労からLLサンチェスはこれに反応できなかった。

集団から飛び出したコロムとシュレクは先頭コンタドールを捉え、メイン集団を20秒ほど引き離してゴール地点ニースの街へ。総合2位のシルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ)は落車で後退したが、何とか集団に復帰。このときチームカーを利用したがペナルティーは無かった。

総合ジャンプアップを狙うシュレクが前を引き続け、最終ストレートでコロムとコンタドールがスプリントバトル。序盤から逃げ続けたコンタドールを抑え込んだコロムが優勝。17秒遅れの集団先頭はジョナタン・イヴェール(フランス、スキル・シマノ)が穫った。

チャレンジ・マヨルカやヴォルタ・アオ・アルガルヴェでステージ優勝を飾っているコロムは今シーズン3勝目。新生カチューシャでは中心的存在だ。「総合争いは残念な結果に終わったが、この勝利は非常に嬉しい。平坦ステージで失った1分30秒が最後まで響いてしまった。加えて気管支炎にも悩まされたんだ。次の目標レースははブエルタ・アル・パイスバスコ(プロツアー第2戦・4月06日開幕)」と語る。

LLサンチェスはレース中盤にチームメイトから孤立する場面も見られたが、ライバルたちの攻撃を抑え込んで総合優勝。「この勝利はチームメイトに捧げたい。彼らの働き無くしてこの勝利は無かった。彼らのおかげで落ち着いてレースをこなすことが出来たんだ」と語る。

オールラウンダーとして今後の活躍に注目が集まるが「サイクリングに関わるすべての選手、そしてすべてのスポンサーにとって、最も重要なレースはツール・ド・フランス。ケースデパーニュにはツールで勝てる選手が数名いる。今日僕はパリ〜ニース総合優勝者に輝いたけど、7月にはチームメイトとしてオスカル(ペレイロ)とアレハンドロ(バルベルデ)のアシストに務めるよ」とコメントしている。

また、親友でもあるコンタドールについては「彼は偉大な選手。彼のゴールはこのパリ〜ニースではなくてツール・ド・フランスだ。今回は僕に順番が回ってきて嬉しく思う」と語っている。

シュレクはエズ峠のアタックが実を結び、総合2位にジャンプアップ。サクソバンクはフォイクトが総合6位に食い込み、チーム総合成績トップに君臨した。

シャヴァネルは総合3位にダウンしたが、ポイント賞ジャージをキープ。同時にクイックステップはケヴィン・シールドライヤース(ベルギー)が新人賞トップに。山岳賞はトニ・マルティン(ドイツ、チームコロンビア)が守り抜いた。

初日の個人TTを制し、頂上ゴールでイエロージャージを奪い返し、そして前日の山岳ステージで崩壊したコンタドール。ステージ優勝&総合逆転劇には結びつかなかったが、攻撃を仕掛け、最後までライバルを翻弄。まさに今年のパリ〜ニースの主役だった。

最終的に総合4位で終えた2007年度のチャンピオンは「チームメイトには『昨日失ったものを今日取り返す』と宣言していたんだ。結果的にはステージ優勝を逃して、総合でもジャンプアップできなかった。でも今回のパリ〜ニースは満足のいくレースだった。ステージ2勝を飾ったし、(ツールに向けての)準備が順調だということを実感できたよ」と、最大の目標であるツールに向けて好感触を得た様子。次戦はランス・アームストロング(アメリカ)とダブルエースで挑むブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオン(3月23日開幕)だ。

スキル・シマノ勢では、新人賞を狙ったイヴェールがこの日もステージ4位と素晴らしいリザルトを残し、総合でも8位という好位置で全日程を終えた。他にも、スプリンターのフィーラースや、タイムトライアルのスペシャリストのルモワンヌなども目を引く走りをみせ、ツール出場に向けて良いアピールになったことは言うまでもない。

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[コンタドールの快走にヒヤヒヤさせられた総合上位3名]
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com

◆第8ステージ[リザルト]
[Paris-Nice - France - HIS - Nice-Nice 119km]
1 Antonio Colom (Spa) Team Katusha 2.47.49 (42.546 km/h)
2 Alberto Contador (Spa) Astana
3 Fränk Schleck (Lux) Team Saxo Bank 0.01
4 Jonathan Hivert (Fra) Skil-Shimano 0.17
5 Christophe Moreau (Fra) Agritubel
6 Sylvain Chavanel (Fra) Quick Step
7 Juan Manuel Garate (Spa) Rabobank
8 Mevel Christophe Le (Fra) Française Des Jeux
9 Jens Voigt (Ger) Team Saxo Bank
10 Sandy Casar (Fra) Française Des Jeux
50 Koen de Kort (Ned) Skil-Shimano 13.00
52 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano
61 Cyril Lemoine (Fra) Skil-Shimano
86 Theo Eltink (Ned) Skil-Shimano 14.06
87 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano
HD Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano

◆個人総合時間[リザルト]
1 Luis-Leon Sanchez (Spa) Caisse d'Epargne 30.53.51
2 Fränk Schleck (Lux) Team Saxo Bank 1.00
3 Sylvain Chavanel (Fra) Quick Step 1.09
4 Alberto Contador (Spa) Astana 1.24
5 Antonio Colom (Spa) Team Katusha 1.47
6 Jens Voigt (Ger) Team Saxo Bank 1.59
7 Kevin Seeldrayers (Bel) Quick Step 2.29
8 Jonathan Hivert (Fra) Skil-Shimano 2.57
9 Yury Trofimov (Rus) BBox Bouygues Telecom 3.37
10 Mevel Christophe Le (Fra) Française Des Jeux 4.00
36 Albert Timmer (Ned) Skil-Shimano 28.48
53 Theo Eltink (Ned) Skil-Shimano 37.54
54 Koen de Kort (Ned) Skil-Shimano
71 Cyril Lemoine (Fra) Skil-Shimano 54.38
80 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano 1.05.29

◆個人総合ポイント[リザルト]
1 Sylvain Chavanel (Fra) Quick Step 94 pts
2 Alberto Contador (Spa) Astana 84
3 Antonio Colom (Spa) Team Katusha 76
4 Fränk Schleck (Lux) Team Saxo Bank 75
5 Luis-Leon Sanchez (Spa) Caisse d'Epargne 71
6 Jens Voigt (Ger) Team Saxo Bank 67

◆個人総合山岳[リザルト]
1 Tony Martin (Ger) Team Columbia - Highroad 55 pts
2 Alberto Contador (Spa) Astana 48
3 Jérémy Roy (Fra) Française Des Jeux 32
4 Luis-Leon Sanchez (Spa) Caisse d'Epargne 22
5 Joan Horrach (Spa) Team Katusha 21
6 Aitor Hernandez (Spa) Euskaltel - Euskadi 19

◆新人賞[リザルト]
1 Kevin Seeldrayers (Bel) Quick Step 30.56.20
2 Jonathan Hivert (Fra) Skil-Shimano 0.28
3 Yury Trofimov (Rus) BBox Bouygues Telecom 1.08
4 Pierre Rolland (Fra) BBox Bouygues Telecom 10.28
5 Jakob Fuglsang (Den) Team Saxo Bank 18.58
6 Thomas Peterson (USA) Garmin - Slipstream 20.30

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